江口牧場の和牛

福岡県は有明海沿岸の柳川市で黒毛和牛を200頭飼っています。100頭牛舎が2棟あり、向こう岸の牛舎は、木造建築で電柱を改造して手作りで建てたモノです。最初、3頭から、40頭、100頭と増やしてきました。

生まれて9ヶ月ぐらいの子牛を、大分市場から買ってきます。
最初導入してから1ヶ月間は牧草を主体にして飼い、段々と自家配合の餌に馴れさせていきます。
通路に自家生産の藁を置き、餌を食べさせた後に藁をたっぷりとやります。餌をやる前や、やった後、食べ残しのないように、いつも箒で、餌箱の中をはわきます。
自家配合の餌を混ぜる攪拌機です。1回に1トン半の餌を、一日に2回混ぜます。

トウモロコシ11袋、大麦6袋、ライ麦7袋、大豆圧ぺん3袋、ビール粕40袋、ミネカルなどを混ぜて嗜好の良い餌を仕込みます。 パレットに積み込み、リフトを使って攪拌機の前まで運びます。
餌を混ぜ終わり、餌入れの箱に入れておきます。これを朝の分を4箱作っておきます。
一日に8箱分の餌を準備しておかなければなりません。

一仕事終わると、パソコンの前に座り、今日の農作業を整理したり、簿記をしたり、牛の出荷の時は生産履歴を書き込んでプリントアウトして、牛と共に付けて行きます。 バックにあるのは、昔私が50号の油絵を描いたものです。なんだか紅葉の中にいるようでしょ。

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