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11月の農のスケッチ

 雨が降ったり止んだり、まだまだ農繁期は続きます。
麦蒔きまで、油断大敵です。

和牛の福岡市場出荷        11月30(火曜日)晴れ
生後10ヶ月の子牛を買ってきて、わが家で育てること2年間、病気しないようにとかエサをたくさん食べるようにとか、環境は良いだろうかとか、愛情いっぱいに育ててきた牛たちも、こうやって出荷する運びとなって一安心です。間で病気したり、事故ったりするのが、我々にとっては一番辛いです。
3頭の牛を福岡市場に出荷しました。帰りには、トラックを綺麗に洗ってきて、夜には大川まで鋸屑取りでした。トラックも空くことがありません。

米の農協出荷             11月29(月曜日)晴れ
昨日までの三日間でもみすりした玄米を、農協に出荷しに来ました。農協職員3名が手伝ってくれます。ここから減農薬米として、グリーンコープ(生協)の赤とんぼ米で売られて行きます。
予約分の半分ぐらいしか納めることが出来なかったです。不作というか、凶作でした。
柳川本所の方へは、アグリパワーも納めてきました。もみすりで長い間待たせてしまいました。今や農協の購買も、本所で一括してまとめられるので、チョコチョコと動かなければなりません。
明日は福岡市場へ牛の出荷です。なんとまあ隙のないように動かなければいけないことか・・・。

もみすり助っ人となぜかキューリ  11月28(日曜日)晴れ
今日ももみすりの3日目ですが、なんと日曜日でパートさんがお休みなので、私は家にいることにして、中2の末っ子豊作をもみすり助っ人として雇うことにしました。一日中働いてもらって楽勝でした。
が、今年は米の不作で1反に2,3俵しか取れていないとか・・・愕然

 
畑に出ると、なんとキューリが生り、ピーマンも生りっぱなしです。暖冬のおかげで紅葉が進まない割に、緑の多い畑で家計が助かります。

パール柑も凄く生っています。今年も間引きするまもなく、そのままなので、上に伸びるというか、重力に沿って地面に這いつくばろうとしています。

もみすり真っ直中            11月27日(土曜日)晴れ

三池干拓へ行く道中で、中島橋を渡ると海から帰ってくる船と出くわします。

さて、もみすりの中盤にさしかかりました。サタケの古い機械で籾から籾殻を剥いでいるところです。
父が機械の調整をし、母が籾の貯蔵庫から顔をのぞかせているところです。どちらも一生懸命働いてもらって大助かりです。




上が農協に出荷する玄米となり、下が小米の入っている屑米となります。2対1の割合で屑米が取れるので、もったいないほどです。屑米を家で食べるとかして凌いでいきたいです
昨日は、もみすり機械の中をふるって、小米は下に落ちるとき直接ざるの中で貯めていましたが、あまりの小米の多さに、忙しすぎました。それで今日は機械の下にホースを取り付けて、螺旋状に小米が袋に流れてくるようにエンジンを仕掛けています。
これで、玄米と屑米を綺麗に分けてやることが出来ます。

もみすり真っ最中          11月26日(金曜日)小雨
三池干拓地へ行き、もみすりに専念しに来ました。
家の玄関先にたくさんのマリーゴールドが咲き誇っています。父が川でフナをたくさん取ったというので、自分でフナの刺身を食べようとさばいています。小骨は多いけど、美味しい代物みたいです。
夫は二日市に出かけて博多和牛の販売促進会議に出かけていったので、私が昼から交代してもみすりをします。
米の乾燥機倉庫に、もみすり機が備えてあります。
もう35年来使っている、サタケの機械です。
乾燥機が3基と手前に米の貯蔵庫が座っています。もみすりとは、乾燥した籾から、籾をはぎ取る工程です。
今年の米は台風にやられているので、小さい米が多いです。3分の1が小さい米(屑米)で農協に出荷できない米になります。機械の間から漏れる米が屑米となります。おけに溜まるので、古い紙袋に入れて、安い米として流通されます。
月曜日に米の出荷となるので、これから2,3日は
集中してもみすりに励まなければなりません。

麦蒔き終了              11月25日(木曜日)晴れ

麦蒔きも千秋楽を迎えます。
麦種と肥料を一緒に機械の中に入れるので大変です

暮れゆく夕陽の中で、風に揺れるススキです。向こうに麦畑がくねっています。

米を精米する小屋です。外壁に蔓草が生り、紅葉してきました。唯一ここだけが綺麗に紅葉しています。台風の風が当たらなかった場所だからでしょう。

ヘッドライトの麦蒔き        11月24日(水曜日)晴れ
干拓地のA圃場も終わり、柳川へ日暮れに戻ってきて、夜遅くまで麦蒔きしているところです。
途中、麦種が無くなり、農協へすぐさま買いに出かけて、届けに来ました。
 それから、牛の状態を見ています。夜は冷えるので餌食いが良いです。飼料箱の中がすぐに空っぽになるので、藁や配合飼料を入れて、お腹の中を満たしてあげます。

麦蒔き真っ直中に小春日和    11月23日(火曜日)晴れ
小春日和が続きます。この良き日に麦蒔きはどんどん改進中です。干拓地B圃場がすみました。
その間、買い物へ出かけ、柳川の川下りの裏通りをドライブしてデジカメでパチリです。
なんか紅葉がやや紅く染まっていました。御花と簡保を結ぶ出会い橋を、道路側から写してみました。この辺りは、よくテレビカメラが廻る所です。カメラマンの腕が上がれば綺麗に写すこと出来るのですが、我慢して下さい。
簡保の宿の外壁がややピンク色なので、それに反応する木々と川面に写る情景が綺麗な所なんですが・・・・。

麦蒔きと、牛小屋の掃除      11月22日(月曜日)晴れ
柳川の麦蒔きがまだ終わらないうちに、麦蒔き畑は、三池干拓へ移動しました。柳川の圃場が、まだ乾ききれないのと、小さい圃場の羅列だからです。だから、短い間の期間に麦蒔きをいかに早く済ませるためには、広い圃場から麦蒔きをしたほうが能率的だと言うことで、三池干拓へ出かけていきました。私は、牛が安定して暮らせるよう牛小屋の掃除をしてくたくたになりました。

麦蒔きの隙をねらって市民劇団  11月21日(日曜日)晴れ
今日は日曜日でパートさんが来ない日です。夫は母とともに麦蒔きに専念しています。独り、牛の前に残された私は、がんじがらめで牛のエサやりエサ混ぜ、管理に徹していなければなりません。合間にアグリパワーの注文は入るし、園芸農家からは堆肥を取りに来られるので、ショベルカーも動かさねばならないです。昼にはセブンイレブンでお弁当を買って、麦畑に持って行き、家で試験勉強に明け暮れている3人の息子達にもお弁当です。さて、牛もエサと藁で満足して眠っているところを見計らって、市民劇団の劇をこっそり見に行きました。
私がボランティアでここのHPの管理人をやっているのでどうしても劇の風景を撮ってアップしたかったのです。画像整理に深夜遅くまでかかりました。実際の農作業時間よりも長いような・・・・。

麦蒔きの始まり             11月20日(土曜日)晴れ
晴天が続き、やっと耕起も終わったので麦蒔きの運びとなりました。でも、トラクターに取り付ける機材を取り替えるのに半日はかかります。
昼ご飯を食べてから、麦蒔き開始です。左側に48の肥料を、右側に麦の種を入れて起こしながら麦を蒔いていきます。
今日も暗くなるまで、麦蒔きしていました。

ほうれん草畑に運搬中         11月19日(金曜日)晴れ
ここは、圃場に野菜を作っている農園です。ほうれん草を作って、冷凍して売り出されるのです。ほうれん草の種を蒔く前に、地力を上げようとわが家の堆肥で地作りです。土建業も営んである農園だから、ユンボーから堆肥をすくい取って、堆肥散布機に入れられます。農業も土建業並みの荒技超えての仕事です。

牛の出荷と夕陽              11月18日(木曜日)晴れ
今日は二日市に牛を3頭出荷します。前の日に捕まえてロープで繋いでおいたので、落ち着いています。ブラシで鎧を落としたり、毛並みをそろえたり、肉付きを推し量っているところです。それから生産履歴書に書き込みをして、いよいよ出荷です。
二日市まで往復するのに、5時間以上かかり、帰ってくるのは夕陽の後になります。

トラクターで耕起              11月17日(水曜日)晴れ
朝一番に大牟田から獣医さんがやってきて、今月導入した8頭の子牛にワクチンを売ってもらいました。
それからトラクターで耕起を行っています。
この時間帯は、4時。明日は牛を出荷するので、前の日に牛を捕まえておかなければいけないので、夫を連れに来たところでした。牛を捕まえたら、またここまで送ってきて、夜遅くまで耕起です。

暗渠うちが終わってトラクターの準備 11月16日(火曜日)晴れ
午後までに暗渠作業を終えて、トラクターにロータリーを取り付けて、田起こしの準備です。

牛小屋の掃除を2行列分やってのけました。牛達もゆっくり休めて、寒さに打ち勝て食欲が増すことでしょう。

事務処理                  11月15日(月曜日)雨
曇り空で、雨模様。これまで溜まっていた、書類をバタバタと処理して、行政や農協関係に届けに行ったりしています。

麦田の暗渠うち              11月14日(日曜日)曇り
わが家の堀の川縁に生るハゼの木です。例年ならば、真っ赤に色づくハゼの葉ですが、今年は寒くならないのでオレンジ色からせめて朱色までに染まって枯れ落ちていきます。もう黄葉に生らずに枯れていく葉もあります。たび重なる台風と暖冬のせいでしょう。
 夫は曇り空の天気の中、麦田に暗渠をうちに行きます。トラクターの後ろに鉛を付けて、田の中に穴を開けて、排水をよくしておきます。

子牛の買い付け2日目          11月13日(土曜日)晴れ
今日も、大分に子牛を買い付けに行くこと2日目。

子牛の買い付け               11月12日(金曜日)雨
今日は朝早くから大分まで子牛の買い付けです。4頭やってきました。

麦蒔き前の堆肥の散布                  11月11日(水曜日)晴れ
天気の良い時だから、麦蒔き田に堆肥を降ります。

県の女性農村アドバイザーOB会・総会        11月10日(火曜日)晴れ
福岡県下から100名近くの女性農村アドバイザの方が柳川へ一挙に集まりました。川下りに24人一度に乗ります。真ん中に山川のみかんを置いて、食べながらの川下りです。

白秋が学校へ通う道路です。
途中に歌碑が置かれています。
ハゼの葉が赤く染まる頃ですが、今年は紅葉が進まずに葉が枯れ落ちていきます。台風と温暖化の影響みたいです。
ここは御花と簡保の宿を繋ぐ出会い橋です。

牛の大阪行き出荷とあちこち配達   11月9日(火曜日)晴れ
朝から大阪行きの牛を3頭つかめて、昼間に大阪行きの車に乗せられていきました。
昼から藁やアグリパワーの配達にあちこち出回っています。色々仕事が溜まっているので、まだ家に落ち着くことが無いです。明日は、県の女性農業アドバイザーのOB会の総会です。県のそうそうたるメンバーが柳川の「お花」に集まり、川下りを楽しんで研修会・懇親会となります。私はカメラマンとして川下りを久しぶりに楽しんできます。

藁取り終了                 11月8日(月曜日)晴れ


田圃一枚に散乱している藁を片づけています。試運転のロールベーラーも返却するときです。金の骨組みが立っているのは、隣の漁家で海苔の冷凍網を張って乾かすものです。
海苔も藁取りも忙しいときでした。
昼からだだ走りで配達に廻っています。ちょっと川下り風景を写してストレス解消です。
この場所はオノヨーコの祖父の家だと教えられる場所です。



稲刈りの終わった田圃を踏み越えると、並倉が見えるのでちょっとパチリ。
なんか胸にドーンとくるような風景に撮ってみたいな。まだ腕を上げたいな。

藁取りに目途が付く           11月7日(日曜日)晴れ
裸藁は、このようにすらすらと荷が積まれます。試運転の機械、ネット張りになると不安定感は無いけど重たいです。人間の手で動くような代物ではありません。いったいどちらの機械が使いやすいか、新しく買うべきか、古いモノ(14年歴)を使いこなすべきか・・・と言うところに来ていますが、機械代は300万。農業って機械代に食われてしまいます。
藁も後わずか。先が見えてきて、明日一日残すのみです。

藁取り正念場             11月6日(土曜日)晴れ
連日の好天気で、藁取りも永遠と続きそうです。それでも畑や人はおなか空かせるので、充分な栄養が必要です。米を精米し、畑のアグリパワーを届けにも行きます。そんな時特典として、こぼれ落ちた藁を寄せ集めておまけにやると凄く喜ばれます。畑のマルチになり草予防と霜予防に効果あります。
ヤンマーさんから試運転にとロールベーラーを貸して頂きました。ぴしゃりとネット巻きして、形は良いのですが5段目に上げようと思っても融通がききません。。

柳川・秋さやか米藁取り合戦      11月5日(金曜日)晴れ
柳川に残っている藁を、梱包して車で運び入れているところです。
もう早いところは、藁を燃やし、麦蒔き前の準備で、トラクターで暗渠を打っています。こちらはなんだか追い立てられるようにして藁運びに勤しみます。
今年は、晩生の秋さやか米収穫のため、遅くまで田圃に水を入れられるので、いつまでも、田圃が乾くことが無かったです。それに藁を小さめに切ってあるところはなかなか藁も寄らないし、梱包するにも機械に小さい藁が巻き込んで思うように仕事がはかどりません。5時半には暗くなるので、日がある内に手っ取り早く仕事を片づけます。

干拓の藁をラッピング           11月4日(木曜日)晴れ
早朝3時頃、震度4の驚異的な地震を受けました。縦にズーンと上がり、長いこと横に揺れました。それからあまり寝られません。午前中に、父から半分ほどの梱包藁をラッピングしてもらってて、昼から私と交代です。
  
  
  
干拓のA圃場で田圃一面に散乱している梱包藁をラッピングマシンまで運びます。後ろに2個積み前に掴んでラッピングマシンにかけます。夫は柳川の藁を梱包し、父は柳川の藁寄せして、女性軍は藁のラッピングです。
梱包藁が99個取れました。夕方4時に終了しました。それから夜は大川まで鋸屑取りです。もう朝から地震の大揺れと、一日中機械に揺られてフラフラだし夜は鋸屑取りで、車の中で揺られてぐっすり寝入ってしましました。



藁取り合戦真っ盛り           11月3日(水曜日)晴れ

柳川ベイブリッジを通り過ぎ、隣の大和町で繰り広げられる藁取り合戦に出くわしました。もう長崎から5台モノ10トントラックが並んでいます。スタッフが4人ほどで、長崎の1000頭いる牛やさんに運ばれるそうです。藁を生業にしてあります。
その藁を買っていても、経営上成り立たないので、せっせとわが家で藁を取らなければなりません。買えば高いのです。
わが家の藁取り広場です。ここは三池干拓の2町歩の田圃です。隣の牛やさんは同じ和牛生産仲間です。
藁が20X6=120個取れたでしょうか。これを2枚分240個、夫がロールベラーで梱包しました。私はこの田圃一枚分120個をラッピングしました。もう気が遠くなる行為です。
でも、明日からは柳川へ来て、余所の田圃を相談して藁をもらった所の梱包が出来ます。
余所のを相談した以上、早めにとらないと、迷惑かけます。藁を片づけて、暗渠作業をして田起こしして、麦蒔きの準備に取りかかれるのです。気がせくので胃がキリキリ舞いする時期です。

白秋祭と梱包藁のラッピング     11月2日(火曜日)晴れ
朝寝坊したので、弁当作りが間に合わず、干拓へ行く道中に子供達の通う高校へ弁当を届けに行きました。体育館の前に駐輪場があり、次男の自転車のかごに2人分の弁当を置いておきます。ここに数学の先生で興田先生という人がいます。夫も習ったし私の頃もいたし、子供2人もお世話になっています。で、園芸部門を担当していらっしゃるので、よくわが家のアグリパワーを使われます。今度新潟の地震地へボランティアにいくと聞いていたので、私も何かお手伝いしようと、先生の好きなアグリパワーを畑の横に寄付してきました。
川下りの道中に白秋祭の看板が揚がっていたので赤信号の内にパチリと一枚。
さて、いよいよ梱包藁のラッピングです。100kgもの梱包藁をトラクターで掴み、ラッピングマシンにかけます。ひもにビニールを引っかけて、ぐるぐる80回転させます。2重モノビニールがかかっていれば破れもしないし空気も入らないし、雨に打たれても大丈夫です。こうすることで、乳酸菌発酵が始まり、香りのよい藁が出来上がります。私は5時の牛のエサやりまでしかお手伝い出来なかったけど、両親と夫は白秋祭の花火が鳴り終わってもまだまだ仕事は続いていました。

ワラ取り合戦の始まり          11月1日(月曜日)晴れ
ここは柳川の京町にある産直店「四季の会」です。朝、ここにアグリパワーと新米餅を持ってきて、赤米のしめ縄を置いてもらってます。 実家で姉の作る餅米で餅をついたものです。天上からぶら下がっているのが赤米の穂が付いたしめ縄です。
野菜高騰のため朝から野菜がよく売れます。つきたて餅も珍しいので買って行かれます。
玄関先にアグリパワーが置かれてます。
 午前中から夫は、干拓地の寄せていた藁をひっくり返したりと乾かしています。両親は、トラクターの機械モノを取りに来て、又去ります。私は柳川地区の藁を図面と家を照らし合わせながら藁をもらえるよう取りはからっていきます。まだ藁自体が湿っているので燃やしてるところは白い煙が出ています。