中山の大藤祭り
平成19年4月27日(金)


江戸時代の享保年間(1716〜1735年)の頃、中山に酒造を営む通称『萬さん』が、上方の野田(大阪市)の藤を見物し、見事な藤の美しさに感動し、その実を持ち帰り、自宅に植えたそうです。
数十年後、四尺程(約1m20p)の見事な花を咲かせるようになると、遠くから見物客が来るようになり、賑わっていました。しかし藤見の酒盛りをしていた武士が、酔って刀を抜き乱暴を働いたため、萬さんは藤を熊手神社の社前に奉納したといわれています。
以来、永年にわたり、住民をその花房の美しさと香りで楽しませてきました。